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本の紹介です。 インタビュー、資料収集など不肖柘植もお手伝い致しました。
今、故郷を喪失した大熊町民の心情をを理解する上で貴重な本です。
大震災と放射能被害という過酷災害をうけた福島県原発直下の大熊町の人々が、今、どう暮らしているか、何を望んでいるかどこに向かおうとしているかを、木幡仁氏(前町議:大熊町町政研究会)と木幡ますみ氏が(大熊町の明日を考える女性の会代表)が、篤く語り、共著しました。 「原発立地・大熊町民は訴える」木幡仁・木幡ますみ共著 発行 つげ書房新社 1800円+税 |
T,原発立地・大熊町住民に明日が見えるように 1,「大熊町の明日を考える女性の会」十一人国会に行く 2,原発立地大熊町はどんな町だったのか 3,原発から歩いて逃げて来た人たち 4,避難の指示はなかった 5,避難所、仮設生活での苦難 6,仁さんの入院と腎臓の移植手術 7,大熊町の明日を考える女性の会をつくる 8,原発反対を正面に町長選挙を戦う
9、福島県民を守ることと移住を実現する為に 福島原発立地、大熊町からの報告 木幡仁 U、大熊町の明日を考える女性の会 会議メモ (木幡ますみ) 1月27日/2月3日/3月2日 「大熊町民は全員帰れない」の通告をどう受けとめたか V、原発事故被害者の生きる権利を (木幡仁) 放射能の怖さを知らない大熊町民がいる これからの大熊町、町民の集団移住を進めよう
原発事故被害者の生きる権利を
「福島の復興再生と福島原発事故被害者の援護のための特別立法制度に関する意見書」
2012年2月16日 日本弁護士連合会
(仮称)原発事故被曝者援護法の制定を求める意見書
いわき市議会議長 蛭田 克
3.10福島原発事故被害者の権利宣言
シンポジウム:福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて 参加者一同この本で大熊町の人々の苦難、悲痛な声を読み取って頂くようお願い申し上げます。
福島第一原発のために、旧陸軍航空基地跡(30万坪)と一般民有地第一期(30万坪)の買収が開始されたのが1963年。
以来約50年間、大熊町は原発城下町として「潤って」来ました。
昨年3月11日の大震災と原発事故のあと全町民が、一年以上の避難生活を強制され、故郷が消失している現在もなお、町長他一部の町民は原発城下町の「甘い生活」を忘れられず、きっぱりと新天地での新しい町づくりに移行できていません。 年寄りは苦しみ、若者は見通しが立てられず、子供は遊ぶこともできない中でで町政は立ち往生しています。 木幡仁氏・ますみ氏が格闘しているのは、国・東電は当然ながら、大熊町の町民の中に今なお根深く存在する原発に依存する意識です。
地方自治体とその住民に此処まで深く原発依存体質を作ったところにこそ、国と東電の罪の深さが有ります。 添付の文書は、木幡仁氏たち大熊町町政研究会が、今、大熊町で始めている署名活動の要綱文です。
大熊町長さんと殆ど全ての町議会議員は署名を拒否という中で、お願いした8割以上の町民が署名に応じているとのことです。
署名は中間集約分を5月12日に細野大臣に提出するとのことです。(大熊町民限定の署名です) 自分たちの故郷大熊町に中間貯蔵施設の早期建設を要望是ざるを得ないところに、大熊町民の苦悩の深さが忍ばれます。
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